やんばる・国頭村安波(あは)の静かな集落で、ひときわ目を引く緑のアパート。その前にひっそりと佇む素朴なパーラー。実は最近、店主も変わって新しくなったんです!新しい店主は南城市から安波に、農業をやるために移住してきた島袋さん夫妻。気さくで人当たりのいい島袋さんに、新しいパーラーへの熱い気持ちを聞いてみました。
新しいパーラーは、その名も「安波パーラー」。気になる食事メニューは、台湾のルーツを持つ奥さんが作る、他では味わえないような本場の台湾家庭料理。こだわりを聞いてみたら、なんと「全部」とのこと!
地元やんばるの食材にこだわるのはもちろん、野菜は無農薬野菜を使い、お肉は飼料にこだわった県産の豚肉で、しかも豚にストレスをかけない飼育方法で育てた臭みが少ない豚肉を使っているとか。調味料は化学調味料無添加で、お塩は沖縄の天日塩を使用。今後は、そのこだわりをSNSで発信していくようです。こだわり、すごい!
台湾好きの自分も、いくつかのメニューを食べてみましたが、優しい味の中にしっかり台湾スパイスのパンチが効いていて、どれもとってもおいしいんです!
食事メニューの他にも、オーガニックコーヒーを飲むことができて、ヤンバルクイナの鳴き声や、ノグチゲラが木をたたく音なんかを聞きながら、どこまでもゆっくりと居心地のいい時間を過ごすことができます。
新メニューもいろいろと考えていらっしゃるようで、今後の期待がふくらみます。その時期に一番おいしい、季節の野菜や果物を使うため、季節によって新しいメニューが登場する予定です。台湾スイーツやトロピカルドリンクも開発中のようなので、こちらもSNSを要チェックですね!
また、野菜の無人販売や、畑と連動したアクティビティ、イベントへの出店も計画中とのこと。ますます目が離せませんね。
ちなみに、店主の島袋さんの人生のコンセプトが「未来のこどもたちのために」だそうで、こどもたちだけでも自由に立ち寄れるように、パーラーの前に木のイスをたくさん設置されていて、なんとお昼寝もOKだそうです。笑
実はこのパーラー、すぐとなりに誰でも使っていい、広くて気持ちのいいテラス(東屋)があって、安波の「ちむすがりどぅくる」なんです。休みの日には地域の人が集まってワイワイしたり、バイカーや自転車の人が思い思いに休憩をしたりしています。ぜひ、このテラスでパーラーのおいしい食事を取りながら、安波のゆっくり流れる時間を楽しんでみてください!